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2008年06月30日

暑い夏にも高断熱住宅!

こんにちは!

♪ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ さかなの子♪

このリズムが頭から離れません ヤバイ
Bioの住です。

温暖地では、高断熱・高気密住宅は必要ないという人がいます。
それでも、名古屋などでも冬はずいぶんと寒いですし、暖房機がないと家には住めません。
また真冬には結露を防ごうと思って、窓を全開で生活している人は見たことありません

夏になると、日中の暑さがそのまま夜まで続いて、寝苦しい夜が何日も続いて
エアコンに頼らずにはいられません。(社会人になってから数年名古屋で暮らしましたが
真夏の熱帯夜には本当に参りました。)

高断熱住宅はけっして冬専用の住宅ではありません

オールシーズン上下の温度差が生じず、省エネで快適に暮らせ
計画的な換気ができるそのための必要な条件をそろえた住宅なのです。


↑夏の外壁表面の温度 65℃!(気温30℃超)

↑室内の壁は 24℃ 外から家の中に入るとひんやりと感じます。
  

2008年06月28日

真空断熱材って何だ

こんばんは!
昨夜は高山市内の保育園の保護者会の
役員さんが集まっての総会・懇親会でした。

ほとんど飲み会がメインのような会でしたが
いろいろな保育園の状況が聞けたり
役員さんと交流ができて
楽しい飲み会でした

二次会は龍華の役員+αにてスナックへ
ここでもさらに熱い子育て論が展開されました(笑)

偶然、その店に来た某ひだっちブロガーさんと
知り合いになり(←リンクありがとう)
世間は狭いな~と

その後も飲み続け午前様です
今日は二日酔いの
Bioの住です。

先日紹介した洞爺湖サミットで公開される
住宅では断熱材が真空断熱材といわれる
超高性能のものが使ってあります。

その性能は
熱伝導率(W/mk)でみると

高性能グラスウール16K         0.038
押出法PSF(スタイロフォーム)3種b  0.028 
ネオマフォーム              0.020
に対し

真空断熱材                0.002
!!!一桁違います。
(もちろん実際の家づくりにおける断熱は
この性能だけが全てではないのですが)


身近な例では
最新の冷蔵庫に使ってあります。
参考→http://panasonic.co.jp/ism/vacuum/
今の段階ではコストがかかる
真空なので穴をあけられない(破けない・切れない←現場で加工できない)
など問題もあります。
*新住協では数年前、長野の実験住宅で使用してましたね確か。

メチャメチャ性能はいいのですが
決して万能ではないこの断熱材を
いかに効率よく、使いやすくしていくことが
カギといえます。
 




  

2008年06月26日

ゼロエミッションハウス

こんにちは!
Bioの住です。

来月の7~9日に開かれる北海道洞爺湖サミットで
最先端の省エネ・エコ技術をふんだんに盛り込んだ
ゼロエミッションハウスが公開されます。


躯体(←積水ハウスが施工)に真空断熱材を使ったり、太陽光発電、ヒートポンプ等々
断熱住宅屋としては興味津々な建物なんですが

(↑画像は経産省HPから)


この最先端の技術の塊の中で
挟土さんの土のテーブルがひときわ目立っているような気がします。
すごい!

経済産業省のHP↓
http://www.meti.go.jp/topic/data/e80617aj.html  

2008年06月19日

床下

こんばんは!
今日は久々の雨でした
先日、家の車を近くのスタンドで
撥水コーティング洗車したばかりだったので
どれだけ撥水しているか楽しみでした(^^)
Bioの住です。

私の会社では床の断熱は基礎断熱+床下暖房という組み合わせを基本に
しています

↑こんな感じですね

外周部分の立ち上がりを板状の断熱材ですっぽりと囲ってしまうので
通常見られるような床下の換気口はついてません。

今までついていたものが、なくなるので
初めてこの工法を見る方は
床下に風が通らなくなって湿気がたまりやすく
なるんじゃないかと心配されますがそんなことはありません
逆に湿度は少し下がって、外部の温度や湿度に影響されず
安定した床下環境になります。

ただし、竣工一年目の住宅の基礎は多量の水分を含んでいますので
その水蒸気が出て、多湿になることがあります。

そこで断熱型の換気口を使用します。
蓋の裏に断熱材が貼り付けてあり
春~夏までは開放して換気を促し
秋~冬の間はしっかり閉じて床下を保温

↑コレで解決
(開閉は手動)

  

2008年04月08日

24時間換気の手入れ

こんにちは!

いい天気になりそうです。
Bioの住です。

今年の冬は意外と寒い冬になりましたね
暖かくなってきて、これから天気のいい日は
窓を開け放してきもちのいい風を感じられます。

現代の家には全ての家に24時間換気システムが取り入れられていますが
換気システムを正常に運転するためにはユーザー自身が定期的な点検と清掃を
心がけなければなりません(もちろん自分でメンテナンスが出来るシステムが前提です。)

自分の家がどんな換気システムなのか?メンテナンスはどうすればいいのか
知ることはとても大切なことです。

せっかく満足のいく家を建てても、

換気システムを正常に運転しないと、結露・臭いなどの原因になり
生活に支障が出てきます。
さらに進むと恐ろしいことになります。


↑第三種換気の給気口 ここから外の新鮮空気が入ってくる

↑カバーをはずした所

↑フィルターが外からの埃などで真っ黒!
中性洗剤で洗って繰り返し使えます。  

2007年11月05日

これからの季節

こんにちは!
日差しがありがたい季節になってきました。
Bioの住です。

今日のテーマはこれ↓
~これからの季節~

現在、住宅で使われている外部の開口部はアルミサッシが主流ですが
これからの季節、サッシ枠とガラスの結露で悩んでいる方も多いと思います。

アルミサッシは熱を伝えやすいため、住宅を腐らせる結露やカビが発生しやすく
高山のような寒冷地では 樹脂サッシ又は木製サッシをオススメします。

樹脂は熱伝導率がアルミの千分の一しかないため
外気の熱を室内に伝えにくい素材なんです。

木製サッシならば、さらに高い断熱・気密性が望めます。


北欧タイプの回転窓はオススメです
ガラスが三層トリプルガラスになっていて
Low-e(エコ)コーティングがしてあり性能が抜群にいいです。


某大手メーカーのス○。ーデ○ハウスが標準窓として採用しているのも
うなづけます。

シンプルなデザインなので和風の建物でも
しっくり来ます。

ただし、実際取り付けるとなると丁寧な断熱気密処理が
必要になってくるので施工者とよく検討した方がいいでしょう。



  

2007年05月10日

自立循環型住宅

去年の秋に講習会が、名古屋であったのでその紹介します。
【自立循環型住宅】の設計ガイドライン

【自立循環型住宅】とは
●気候や敷地特性などの立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用した上で
●建物と設備機器の選択に注意を払うことによって居住性や利便性の水準を向上させつつ
●居住時のエネルギー消費量(Co²排出量)を2000年ころの標準的な住宅と比較して50%に
 まで削減可能で
●2010年までに十分実用化できる住宅

をいいます。

つまり、今ある技術を使って、居住時のエネルギー消費を半分に減らすことができる住宅のことです。

内容は、かなり広範囲にわたっています。

01 自然風の利用
02 昼光利用
03 太陽光発電
04 日射熱の利用
05 太陽熱給湯
06 断熱外皮計画
07 日射遮蔽手法
08 暖冷房設備計画
09 換気設備計画
10 給湯設備計画
11 照明設備計画
12 高効率家電機器の導入
13 水と生ゴミの処理と効率利用


これだけのものを、たった一日でやったので、
かなり走った広く浅くの内容でしたが、面白かったです。

寒冷地に建つ飛騨の住宅は
さらなる高性能化を目指さなければなりませんが
そのノウハウはすでに実用化されています。

地球温暖化が現実のものになりつつある今
少しでもCO2の排出量を少なくするためにも

こうした住宅がどんどん増えるよう
微力ながら努力していきたいと思います。
  

2007年02月08日

屋根で断熱する

私の提案する住宅は基礎断熱+屋根断熱でやることが多いです。

通常の水平の天井ではなくて、屋根の勾配なりに天井を仕上げます。
この三角形の空間が、開放的な部屋を演出します。
部屋が広がった分を、納戸や、書斎、子供室のベットなどに利用できるメリットがあります。。

その屋根面の断熱施工です。
垂木(屋根を支える斜めの材料)には通常の垂木よりかなり大きな寸法のものを使用し、
その垂木の間に高性能グラスウール200mmを充填していきます。



防湿シートが張られました

繊維系の断熱材には、湿気は大敵!なのでここは、しっかり防湿処理をします。



作業自体は簡単なものですが、丁寧な作業が重要です。

断熱材を入れる前には通気用のスペーサーをはめ込みます。

万が一、壁(屋根)の中に湿気が進入しても、適切な排出経路を確保しておけば大丈夫!  

2007年01月18日

床暖房の前に!

最近の住宅では、ほとんど家が床に木質系のフローリングを張ることが
多くなっています。
今の時期、すごく床が冷くなっていませんか?〈正直、冷たすぎて痛いくらい)
ましてや、裸足で過すなんて夢のまた夢・・・

そこで、床暖房っていいなぁ~と考えてしまいます。

でもちょっと待ってください 床暖房は優れた長所がありますが
家の造りようによっては、安易に機械に頼らずとも、快適にすることが可能です。

一階の床面でしっかりと断熱する方法を紹介します。
床の断熱材を入れています。


断熱材の名前は 高性能グラスウール16K といいます。
この辺りではグラスウール(以下G・W)というと薄いビニール(ポリエチレン)の袋に入った黄色い物が一般的ですが
高断熱住宅では このピンク色の裸品を使います。
一般的なG・Wはチクチクして本職も施工を嫌がりますが
高性能G・Wは繊維自体が非常に細かい為、直接触っても、さほど不快感はなく、
G・W自体に腰と弾力性があるので、柱などの材料の間に隙間なくピッタリと収まります。
 
さらにこの厚みが重要になります。
床の断熱というとボード状の発泡系の断熱材を一般的に使ウことが多いようですが
厚みはせいぜい30mm程度です←薄いです!
ボード状のものにしろ、綿状のものにしろ同じ性能の断熱材なら厚みが厚い方が
効果はありそうだというのは簡単に想像できますよね。


150mmあります。
これだけの厚みのものを一階の床全体に敷き詰めます。

板張り〈フローリング)の床のクレームの一番は、冬場、足が冷たいということ。
そうなると 床冷たい→床暖房すればいい→費用がかかる
そこを、もうちょっとよく考えてください

確かに、床暖房も快適にはなるのですが、短所も当然あるので検討が必要です。
床暖房の問題点として、床面の温度を上げすぎると、低温やけどや血管の肥大〈自律神経失調症)などが心配です。
さらに、窓付近のコールドドラフト(冷気流)を解消しにくいことや、イニシャルコストがかかることもあげられます。
温度差の激しい従来の家では、床面の温度を上げて、上下の温度差を解消するしかないので
快適に感じられますが、

部屋の中の温度がほぼ均一の
高断熱住宅では、床暖房システムは床の温度が高すぎ、逆に不快になってしまいます。
チラシに高断熱住宅を謳いながら、床暖房を薦める業者は疑ってかかったほうが良いでしょう。

要は、断熱不足を解消して、適切な暖房器具を設置すれば思ったより低コストで
快適性はグンと向上します。

当然、断熱材をただ厚くしただけでは意味がないので、そこには
しっかりとした断熱・気密の施工技術が必要になってきます

この150mmの床断熱
その効果は、冬にフローリングの上を裸足で歩いたときにはっきりと実感できます。  

2007年01月18日

線香一本で家の性能が分かる!

【断熱・気密・計画換気・全室暖房】のバランスが取れた住宅は
快適で、省エネルギーになります。

2003年の法改正で、原則的にすべての住宅に機械による24時間換気が義務付けられました。
それ以前は、トイレや風呂などに小さな換気扇をつけるだけ(局所換気といいます)で
しかもその部屋を使用するときだけスイッチを入れるだけでした。

また明確な給気口がなかったため、外の新鮮な空気の入口は
家中のどこにあるか分からない隙間に頼った 非常に大雑把なものでした。

つまり家の中が十分に換気ができない状態だったのです。
ここに住宅を気密化する理由の一つがあります。

換気とは空気の流れを明確(入口、出口)にしてコントロールすることにあります。
( 高性能な家ではオープンな間取りにして玄関、居間などに給気口を設置し
汚れた空気をトイレ、脱衣室に換気扇を設置して外に排出することが多いです。)

最近の住宅は24時間換気が義務化されたため、入口(給気口)と出口(排気口)がはっきりとしていますが
気密性能が悪い住宅では排気口の近くの隙間から 外の空気が入ってしまって
あらかじめ設置した給気口がほとんど役に立っていないケースがあります。

そこでちょっと実験!

外気の入口(給気口)に線香などの煙をかざして試してみます。
気密性能が高い住宅は、一階でも、二階でも、煙が綺麗に室内に入っていきます。
反対に性能が悪い住宅(特に二階)では、逆に外に煙が出てしまうか、よどんだ流れになります。

写真を撮ろうとしたんですが、壁の色が真っ白で、煙がまったく目立たず断念しました。(←アホ 反省)
今度再チャレンジします。

代わりの画像です。
換気つながりということで
外気の影響(強い風)などを受けずに一定の排気量を確保できる
スグレモノの排気フードです。








そしゃ、また




  

2007年01月17日

暖房開始を半月遅らせる!?

以前、住宅の性能の話の中で【自然温度差】という言葉が出てきました。

これは、太陽日射熱や生活熱で自然に得られる暖房期間の住宅内部の平均温度のことです。
理論上は、その分だけ、外気温より高くなることになります。

そろそろ寒くなってきたなぁ~、暖房つけようかなと思う、10月末ごろを想像してください
例えば、自然温度差が7℃の高断熱住宅は、外気温8℃のとき、室温は15℃ということになります。
この7℃というのは、昼も夜も、雪も曇りもの平均なので、晴れて日射がある日中はもっと高くなるということです

これだとまだ暖房は不要です。
つまり隣の家が、暖房をつけ始めたのに、高断熱住宅では
まだまだ、暖房が欲しいと感じないで生活できるということなのです。

今年も、灯油は去年並みの値段で推移しそうな気配です。
半月でも暖房期間が遅らせれたら、家計にも大変助かりますよね。(^^)


↑高断熱住宅は暖房をする期間が短縮できる。  

2007年01月14日

こうすれば暖かくなる!

いくら断熱材を詰め込んでも、壁の中が煙突状態になってちっとも暖かくならないし
おまけに壁の中で結露してしまう。
これを、改善するにはどうすればいいのか?

実は、単純なことなんです。


1F床下部分(土台から)と天井懐(桁まで)を防湿シートでふさぎます。

たったこれだけ。 
壁の上下をふさぐという意識で施工すればよいのです。


こうすることによって、壁内の気流が起こらず、断熱性能が100%発揮されます。
(もちろん壁の中に入れる断熱材は、隙間なく丁寧に施工することが大原則です。)
床面+天井面で断熱するときは、外周壁だけでなく、室内の間仕切り壁にも気流止めが必要になってきます。

高断熱高気密住宅はパッと見、ポリエチレンシートが壁全面に貼ってあり、その言葉のイメージや単に気密性能を自慢にする住宅メーカーもあったりして『息苦しいんじゃないか?・・』など様々な誤解がありますが、
元々は壁の中の空気が逃げないように丁寧に塞ぐ【気流止め】が=【気密】なのです。

【気密】という言葉だけが独り歩きしているように感じます。
イメージって怖いですね

実際この気流止めは、気密性能を競うよりも重要なポイントなのです。  

2007年01月13日

結露を引き起こす壁の中!

次の画像は壁の中を模型にしたものです。

一般的にはこのような感じで施工されていると思います。
足らないところは、各自想像力でカバーしてください(^^;



10K袋入りグラスウール品は性能面でも劣りますが〈←値段は安いです〉
一番の問題は施工者の意識と技術にあります。
こうした施工の問題点を考えていきましょう。



まず、反発力の少ない低密度のグラスウールでは壁の中に
きれいに隙間なく充填することは困難です。

おまけに無造作に押し込むため、壁の中に隙間ができてしまいます。
(正しい施工方法は防湿層として表面に付いているポリエチレンフィルムを
柱や間柱の室内側に留めつけて連続させ石膏ボードで押えます。)

さらに、一番問題なのは、在来工法の構造上
天井部分と床下部分はつながっています!



こうした施工がされている場合、室内で暖房するとその熱は壁の中に伝わり
壁の中の空気も暖まります。
暖かい空気は軽くなってどんどん天井裏に上昇し
同時に床下の冷たい空気を壁の中に引込みます。
せっかく暖めた空気が逃げていく構造です。(壁の中が煙突になってます。)

おまけに、床下から入ってくる湿った空気によって壁内結露の危険が高まります。

断熱材の性能が発揮できず、気密性も悪い施工方法なんですが
残念ながら、こうした施工は建築現場で今でもよく見られることなのです。

では、どうしたらきちんと断熱材が効くのか?
答えは単純なことでした。
             つづく
  

2007年01月11日

暖房以外の熱を利用する!

熱損失の計算は、その住宅の断熱性能を検討したり、他のものと比較できる為、非常に重要なものです。

この建物本体の断熱性能に

そこに住んでいる家族から出る熱や照明器具・家電製品から出る熱
これを【室内取得熱】といいます
式は
=(床1㎡あたりの家電製品・人体その他からの発生熱) X (延べ床面積)
=4.6W X130㎡  
=598W

となります

さらに、それぞれの地域の日射による熱
【日射取得熱】
を足します

高山なので974W
これを足すと
598+974=  1573W
1573Wのエネルギーが暖房の助けをしてくれます。

さらに、さらにこの数値を前述した建物本体の総熱損失量226Wで割ってやると
=1573/226
=6.96〔℃〕

と出ました
この温度のことを 【自然温度差】といいます。

今計算した約7℃(自然温度差)という温度の意味は、室内を20℃まで暖房したいときに、あと13℃分暖房すればいいということを表しています。
これがもし3℃だったら17℃分のエネルギーが必要になってきます。
暖房する温度が1℃違ってくると 灯油の消費量で年間150L位〔床面積50坪程度〕の差がでてきますのでこれは大きいです。

つまり、高断熱住宅というのは 太陽熱や生活熱だけでも
ある程度の暖房熱になるということです。
それは高断熱になればなるほど、日射熱が多ければ多いほど、高い温度になります。


高断熱住宅は省エネというのはこれで分かるでしょうか

太陽熱利用の重要性がはっきりしてきました。  

2007年01月10日

暖かくなる家 ならない家

いままでの在来木造工法は、下図のように外壁や間仕切壁が
床下、天井裏とつながっていて壁内を自由に空気が移動するために、
断熱材の性能が十分に発揮されないばかりか、
結露を生じ木材を腐らせ、住宅の寿命を短くするという大きな欠点がありました。


これでは、いくら室内で暖房したとしても、壁が煙突の役目をして、どんどん熱が上に逃げてしまいます。
そして床下の冷たく湿った空気を引っ張り上げ、その空気が暖められて壁の中で結露します。

そこで、壁の中が煙突にならないように、気流止めと、気密・防湿シートを使って断熱材の性能を100%発揮できるようにしたものが、新在来工法と呼ばれるものです

20年も前に北海道の室蘭工業大学の鎌田教授が発表され、今では高断熱高気密住宅の標準工法になっています。
この工法は寒さの厳しい北海道や東北では当たり前のように行われています。が同じように気候が厳しいこの飛騨地方では、ほとんど普及していません(←本当に不思議です)

なかなか普及しない原因の一つに、大工さんの工程が今までと多少違ってきてやりにくいということがあります。(ようはめんどくさい)
しかし、施工者側にとってはじめはとっつきにくいかもしれませんが、慣れれば何も問題ありません


たったこれだけのことで、大幅に性能が向上するのに、めんどくさいで済ましてしまっては
あまりにもお施主さんが可哀想です。
大袈裟かもしれませんが、こうしたやり方が普通になるよう地道に努力していくしかありません。

外壁下地の構造用合板などで、気密をとるボード気密工法↑
   めんどうな先張りシートなどが省略できて簡単な高断熱工法として徐々に広がっています。

  

2007年01月09日

ストーブ一台で全館暖房!

日曜日から降り続いた雪もようやく一段落のようです。
飛騨地方の現場では、この季節、最初の仕事は、まず雪またじ!
飛騨では、除雪のことを雪またじと言いますが、以前、勉強会で新潟に行ったときに聞いた話では
あちらの豪雪地帯では、【雪掘り】と言うそうです。
雪はかくんじゃなくて、掘るんですね。

その気持ち、よ~く分かります。


今日は少し小難しい話ですが
我慢して読んで下さい〈笑〉

寒冷地・飛騨高山で建てる家とは・・・

長い長い冬の間でも、健康的で快適に暮らすことのできる家
               =
高い断熱性と気密性を持ち、適切な換気システムと暖房機を備えた家となります。

こうして書くと、いかにも機械的で無機質な感じがして、いやだなぁと感じる人がいるかもしれません 
 私も思います。(笑)

当たり前のことですが、家づくりはこれ(断熱・気密)だけが重要ではありません。
ただこれから家を建てようと思う人は、もう少しだけ真剣にこれらのことを勉強してみましょう。

家を建てるのは、勉強してからでも遅くはありません
その後に、ハウスメーカーや、設計事務所、工務店、知り合いの大工さんに相談してみてはどうですか?

断熱・気密の目的
快適な室内環境をつくる事、その結果として省エネルギーが実現されます。

高断熱住宅では24時間全室暖房が可能になる為
住宅会社のチラシによく【ストーブ一台で全館暖房できます】というコピーがあります。

それは簡単にいうと、こういうことです。

例として
総熱損失係数:300W/K(←この数値を床面積で割るとQ値と呼ばれるものになります)の住宅があります。
この家が外気温0度のとき 室温20度に保つにはどの程度のエネルギーが必要なのでしょうか。




答えは 外気と室温の温度差20℃X総熱損失係数300= 6000W(6KW)

となります

つまり一時間当たりに6KW供給すれば 全室20℃に保てるわけです。

ここでストーブのカタログを引っ張り出してみると
【木造18畳前後】の出力は弱運転で2KW/h~強運転で7KW/h と書いてあります。

したがって内部取得熱が0としても このストーブ1台で全室暖房できるというわけ。
わかりましたか?
もちろん計算上のことなので、実際には間取りなど複雑に関係してくるのでこの限りではありません。

ちなみにこの総熱損失係数300Wという家は、それほど高断熱ではありません

こんど,もし高断熱が売りの住宅会社さんの見学会に行く機会があれば、
「この家の総熱損失係数はいくつですか?」
と質問してみてください。 きっとおもしろい話が聞けますよ。

【熱損失係数:Q値】とは、
建物の内部と外気の温度差を1度としたときに、
建物内部から外界へ逃げる1時間あたりの熱量を床面積で除した数値です。
住宅の断熱性能を数値的に表したもので、値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。  

2007年01月07日

結露と無縁のサッシ

雪のない正月で 油断していたら
いきなりドカンときましたね。
雪またじ皆様ご苦労様です。

新年一発目は 窓のことです。

現在、住宅で使われている外部の開口部はアルミサッシが主流ですが
皆さん、結露でガラスと枠がベチャベチャになってませんか?

アルミサッシは熱を伝えやすいため、住宅を腐らせる結露やカビが発生しやすく
高山のような寒冷地では 樹脂サッシ又は木製サッシをオススメします。

樹脂は熱伝導率がアルミの千分の一しかないため
外気の熱を室内に伝えにくい素材です。

【赤外線画像で見た断熱性能の違い】
オレンジ色のほうが温度が高いです。

↓樹脂サッシ〈ペアガラス)


↓一般アルミサッシ(単板ガラス)


その場合、ガラスもちょっと気を使って LOW-eガラスとするといいでしょう。

LOW-eガラスとは『低放射ガラス』といわれ、特殊な金属膜を表面にコーティングしたガラスのことです。
通常のペアガラスの約2倍、断熱性能があります。


家の中から逃げる熱は、三分の一が、窓とその隙間からといわれています。
窓の性能アップは第一に考えた方がいいでしょう。

さて、 写真は ちょっと変わった窓で【ドレーキップ窓】と言います。


(上)内倒し  (下)内開き


内開き、内倒しのダブルアクションが可能です。

内倒しの状態では、雨が降ったときでも換気ができ、一定の角度で固定されるので強い風に煽られる心配もありません。

内開きにすれば、外のガラスも掃除も簡単にできます。

使い勝手のいい窓です。

  

2006年12月30日

屋根裏を利用する

屋根で断熱すると、通常天井裏に隠れてしまう空間を

利用して、収納庫に使ったり、ロフトとして使うことができます。

(このとき注意が必要で、天井の最高の高さが1.4m以下と建築基準法で決まってます。)


 この部分はある意味、おまけみたいなモンです.


しかも屋根には厚さ20cmの分厚い断熱材が入っているため、夏の暑さを遮り、
『暑くてたまんね~。』といったことはなくなります。

逆に冬は室内の暖房した熱を逃しません。みなさん、室内を暖房した空気は軽くなって上に上がり熱は天井にたまるとロフトは暑いぐらいになると思いません?

じつは、隙間の少ない家では天井に上った熱は行き場を失い、自然と、下に下りて対流を始めます。不思議ですね。

そのため約6m下の居間とほぼ同じ温度(20℃~21℃)で保たれているんです。

このおまけの空間は結構、重宝しますよ。


ふだんめったに使わないものなど放り込んでおいたり、子供の遊び場になったり、(我が家では今はまだ、ちょっと危険ですが)

ここで寝転んで、本でも読んだら、かなりリラックスできそう。

これはかなり得するおまけです。




  

2006年12月30日

高断熱住宅の玄関

玄関収納室のすすめ

雪国の玄関では、冬の間、長靴、スコップ、車の雪落としなどの除雪用品、スキー、そりなどの遊び道具 などなど、通常玄関に収納する靴の他に かさばるものがたくさんあります。

スコップやスキー板など、どこかにしまうといっても、汚れていたりして、土間に直接置いておきたいものです。           

図面は玄関土間の隣に一畳+αぐらいの大きさの収納室をつけた例です。


大人と子供のスキー道具1式、長靴、冬のかさばるジャンバー類、遊び道具などが置かれています。

家族は収納室を通って居間へ入ります。


玄関自体は小さめですが、物が置かれていないのでスッキリしています。

予算的にも玄関を少し区切るだけでよいのでそうかかりません。

加えて高断熱住宅の場合、家全体が適度な温度のため濡れたスキー靴なども乾きやすくなります。



収納室            玄関:右に廻って収納室へ
  

2006年12月29日

高断熱住宅のお風呂

皆さん、住まいの中で不満はいろいろあると思います。

狭い、収納が少ない、古い、などなど
その中で、冬の浴室+脱衣室は寒くて入るのも面倒だと思ってませんか?

最近の家はほとんど 既製品のユニットバスを使います。
全体がプラスチックで作られていて断熱性もそこそこあるので、
(魔法瓶浴槽なんてCMでやってますよね)
今時、浴室の中が凍るなんて事はまずないと思いますが
暖房がないと、寒いことには変わりません。

『寒い~』

とか言いながら急いで服を脱いで

ぶるぶる震えながら冷えた体を

熱いお湯に ざぶ~ん
なんてことはよくあることです。

これでは、熱いお湯で血管が膨張して血圧が急激に下がり気を失い、最悪、溺死なんてことに・・・・・
(年間で、風呂場で亡くなられる方は、交通事故死亡者を上回ります。
  これは日本の住宅事情が大きく関係しています。)

健康な人でも体によくありません。

しかも、入浴後は大量に湿気が出るのでなかなか乾かずに、カビなどが発生したりします。
実は、家全体に、断熱をていねいに施して、全館暖房すると、そんな浴室の環境が一変します。

家中の温度差がほとんどないため入浴後の浴室は入口のドアを開けておくだけで
半日ぐらいで乾いてしまいます。


さらに、こんな遊び心をもった浴室も可能になります。

床、浴槽、腰から下の壁は常に水がかかるのでプラスチックになってますが(ハーフユニットバスといいます。)

腰から上の壁や、天井部分は木(桧)の羽目板を使っています。

木の香が楽しめる癒しの空間です。

しっかり断熱してあるので、子供が壁にお湯をバシャバシャかけても、問題ありません。