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2007年05月09日

定期点検


昨年完成したY様邸

新しい家もすっかりYさん家族に馴染んできたようです。
今回、ロフトを増設してほしいとのことで
行ってきました。
それと合わせて、竣工後、初めての冬を越えての
定期点検をしてきました。

建てた家の保守、点検をするということは
地元の工務店の仕事として新築、改修だけでなく、大事な仕事の一つです。

チェックシートのたくさんの項目を見ながら
進めていきます。


こうしたときに普段、見れない床下に
入ってみることが非常に重要なポイントです
シロアリ・カビ・排水の漏れなどなど
がないか点検します。

設備機器・建具など含めて
特に問題もなく数時間で終了しました(^^)  

2007年01月16日

隙間を測る

高断熱・高気密住宅の気密ってのは
一体何なのか?

簡単にいうと隙間をなくす(少なくする)ことです

そして気密化することは住宅にとって断熱化することと密接な関係があります。
どれだけ断熱材をたくさん入れても、性能がいい断熱材を使っても、
気密性能が高くなければ効果は半減してしまいます。

よく使われる例えですが、
真冬に、セーター一枚、だけでは 首筋や、網目から風が入ってきて寒くてたまりませんが
薄いウインドブレーカーを上に来てチャックを閉めれば、暖まります。
イメージできますか?

これと同じことが住宅の壁の中で起こっています。
気密化していない住宅では
壁の中で空気が自由に動き回り、外気も簡単に入ってきます。





さて、その隙間はどのようにして求めるのでしょうか
     これは実際に、現場で一棟一棟、特殊な測定器↑を使って 計測します。

隙間の面積の基準は国の定めた次世代省エネ基準に  2c㎡/㎡以下(寒冷地の場合)と決められています。
これは、床面積40坪の住宅に、合計ハガキ約一枚分の面積の隙間が点在していることを意味します。
ちなみに、普通の家は6~10c㎡/㎡ぐらいです。

さて今回のY邸の測定結果は
   0.2c㎡/㎡

でした

次世代基準の1/10という超高気密です。
大きさとしては、合計で一般的な名刺の半分ぐらいの面積しかありません
ていねいな施工の結果が現れたのではないかと思います。
  

2007年01月12日

結露を防止する壁の中!

壁にはピンク色の」高性能グラスウール120mm(柱の幅)を充填して
壁の中の結露を防ぐためポリエチレン製の防湿シート0.2mmを張ります

外壁外側の構造用合板で気密を確保しているため、中のシートは単純に防湿の目的だけです。
ここがポイントで従来の気密住宅より施工の省力化が図れます。

コンセントBOX部分も丁寧に、断熱材をくりぬいて隙間が出来ないよう
専用の箱状の部材を介してコンセントを取り付けます。
    ↓↓↓↓↓


高断熱住宅の現場ではこうした防湿シートで壁を密閉するため
はじめて現場を見た人などは柱などの木材が
ビニールで包まれているように錯覚してしまいます。(実際は外側に開放している)

確かに私も何も知らず、はじめてこうした現場を見た時は
この木造住宅とポリシートの組み合わせに不思議な感じがしました。(かなり疑いの眼差しで・・・)

その後、高断熱住宅の原理原則を学んで,実際に施工し始めると、
その効果に驚き、今までの一般的な住宅や雑誌、本、広告などで
耳心地のいい言葉を多用して(衣替えが出来る家、呼吸する壁 など)売上げを伸ばす一部メーカーなどに
疑いの眼差しは向けられました。(笑)  

2007年01月11日

暖房エネルギーを計算する!

先日、建物の暖房に使うエネルギーの計算の仕方を書きました。

実際の住宅に当てはめてみましょう。

去年の夏に完成したばかりの Yさま邸です。



まず、この家の総熱損失量を計算します。(設計の段階で計算してます)
総熱損失量とは
床、壁、天井、の断熱材の厚さや開口部に使用するサッシ+ガラスの種類から求めた熱貫流率という数値を、使用面積にかけて算出し、換気による熱損失を足した家全体から逃げる熱、をいいます。(←全然分からないでしょ トホホ )



面倒な計算がありますが、お施主様が自分でする必要はありません
そんなものは専門家に任せとけばいいです。(←暴論)
とにかく、こんな計算があるということだけ知っておいて下さい。
一時間当たり、どれだけの熱が逃げるかという数値です。

さてここで226〔W/K〕という数字が出ました(表の一番下 住宅全体の横です)

これに内外温度差をかけます。 高山では一番寒い月の毎日の平均気温は約-2℃ ぐらいなので
室内の温度が20℃のとき、内外温度差は22℃になります。
計算の条件として、日射による熱や、室内で人体や家電製品から発生する含まれていません(←結構デカイんですよ)

226X22=4972W(4.9KW)となりました。

というわけで、今回、暖房機は FFストーブ一台だけでO.Kです (出力2.49~6.15KW)
                    ↑ 実は設置方法にちょっとした工夫をしています。
              (後で施主様の希望で薪ストーブが追加になりましたが(笑))


これだけで約40坪の家を全室暖房します。

断熱性能、気密性能を高めると、住宅の熱ロスがはっきりと分かる為、こうした計算による
冷暖房の設備計画がきちんと出来る様になって、過剰な暖房設備を付けなくてすむので、
今までより、イニシャルコストが少なくなります

  

2007年01月08日

素人壁塗り〈自然塗装編)

雪はなかなかやみません。
明日は午後から晴れそうですね。

去年の春ごろの話です。
GWを利用して、施主のY様が、外壁の塗装をしました
正面は、杉の板張りになるので、施工する前にあらかじめ塗っておきます。
奥さん+息子さんも一緒です。



「オ~わりと簡単、簡単」
「きれいに塗れるなー」
↓今回は、素人塗装の秘密兵器”コテバケ”を使ってますから(笑)

塗料は、ウッドロングエコ
塗料自体は、ほとんど無色透明ですが、材料に塗布し始めると徐々に色がついていきます。
天然成分でできているため無害で安全ですし、塗りかえの費用や、手間などもかかりません
〈しかもローコスト!)



さらに、床下部分には、備長炭でできた塗料も塗ります。
炭の効果については、今後詳しく書いていきたいと思います。


午後三時頃までかかってすべて塗り終えました。
Yさん曰く
「いえづくりって自分が参加するとたのしいね~
  

2007年01月08日

自然塗料

相変わらず雪が降り続いてますが
今までの分が一気にきたんでしょうか?
湿雪なんで雪またじがつらいです〈^^;

下の記事は雪とは無縁の去年の五月頃のものです。

今回の現場は、お施主さんが外壁の木部などを塗装します。
(もちろん素人です)
ローコストを実現するためという理由もありますが
家づくりに実際に参加することで、我家に対してより愛着がわき、メンテナンスの方法なども
習得できます。
一番の理由は



楽しいからです

家族や友人などが集まってワイワイやりながら家を完成させていく
そりゃたのしいですよ!

家を造るって、ほとんどの方とって一生に一度の大事業ですから ここで楽しまない手はありません(断言)

いつも使う自然系の塗料は、素人にも扱いやすくて
いいのですが、価格的にちょっと高め・・・
それで、今回の塗料はいろいろ考えた結果、ウッドロングエコというものになりました。

資料を見るとなかなか、よさげな感じですが
はたしてどんな仕上がりになるか?
楽しみです。(ちょっと不安です)
  

2006年12月27日

基礎で断熱する

家をつくるとき、きれいなキッチンや豪華な浴室に心が奪われてしまいがちですが
縁の下の力持ち【基礎】はかなり重要な要素です。


基礎断熱って聞いたことがありますか?(実際、この辺りでは、最近ようやくポツポツ施工され始めたばかりです。)
一般的な一階の床面で断熱するのではなく、字のごとく基礎の外周又は、内側に断熱材を貼って断熱する工法です。(←基礎の立ち上がりの外側にある緑色のものが断熱材です。)
この工法、メリットは多いです。

①高湿になりがちな床下が室内空間になるため、乾燥状態を保てる。
②床下を乾燥状態を保てるため、構造体の耐久性が向上
③床断熱より床表面温度が低くなるが、床下に暖房機を設置することで、輻射熱により快適性が大幅に向上
④施工の省力化 配管周りや、ユニットバス周りの気密工事が不要
⑤床下に、給水、給湯配管などが転がせるため、凍結の心配がなくメンテナンスが容易
⑥床下が乾燥状態のため防蟻防腐剤が不要(シックハウスに有利)

などなどでしょうか、逆にデメリットとしては

①床断熱より若干コストアップ
②シロアリの食害の恐れ
③床下が汚れやすい

この中で一番問題なのがシロアリですが、仕上げのモルタルを捨てコンまで施工するなどして 物理的にシロアリが進入できないように何らかの対策が必要です。
かなりメリットが大きい工法なので、予算を調整してでも私はオススメします。  

2006年12月27日

高断熱自然素材の家

寒冷地、飛騨高山に建つ住宅の性能をしっかりと確保しながら
内部の仕上げは 梁が現しで、床にパイン材30mm 壁に珪藻土などを使った
自然素材住宅です。

建物概要
1F床面積 65.662㎡
2F床面積 63.348㎡
吹き抜け   4.968㎡
延床    125.042㎡

家族: 夫婦+子2人
構造: 新在来木造構法〈壁内結露防止工法)
外壁: 杉板(ウッドロングエコ塗り) ガルバリウム鋼鈑
内部仕上げ:床 パインフローリング㋐30mm
           杉フローリング㋐30mm
        壁 石膏ボード下地 水性塗料仕上げ
           珪藻土
断熱: 基礎:スタイロフォームB3種100mm(内50+外50mm)
     壁 :高性能グラスウール16K 120mm
     屋根:高性能グラスウール16K 200mm
開口部;玄関 木製断熱ドア
     その他 高断熱樹脂サッシLow-Eガラス
換気: 第三種パイプファン
暖房: FFストーブ1台 薪ストーブ
熱損失係数(Q値): 1.73W/㎡K(年間暖房用灯油消費量1087L)
相当隙間面積(C値) 0.2cm/㎡



10月の時点で、本格的に寒くなりだしましたが、
お客様曰く
「ウチは、朝も夜も22℃~23℃をずっとキープしてます
 本当に快適です。朝、外に出て寒くてビックリするぐらいですよ(笑)」


  

2006年12月26日

高山に建つ高断熱の木の家

Y様邸は高山市内に建つ高断熱住宅です。
あったかい住宅の出来るまでをレポートしていきます。
まずは、完成したところから・・

10月上旬に見学会が盛況の内に終えることができました。

施主のY様には、無理を言ってご自宅をお借りしまして本当に感謝しております。

天気がころころと変わる中、
ご来場いただいたお客様にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
今後とも、是非よろしくお願いします。















     














  

2006年12月23日

素人壁塗り隊結成!

今年の夏に竣工したお宅のお施主様の話です。

今回のお施主様はかなりのツワモノです。
外部の木部の塗装から内部の壁塗装、床のワックスがけすべて、業者に頼まず、ご自分でやってます。
半分、私が洗脳?してしまったのですが(笑)、Yさんのがんばりは本当にすごいです。
和室の壁は、他の部屋とは感じを変えて、珪藻土を塗ることに挑戦です。
ここで、DIY好きの友人を緊急招集!(←無理やり?)
腕に覚えありの素人壁塗り隊(施主公認)が結成されました。

メンバーは
最初、「俺はやらねーよ~」なんて言っていたKさん(←自力で民家再生中のツワモノ)
一旦、コテを持ったら夢中になってしまいました。(笑)
独身のFくん(←キャンピングカーで年中暮らすツワモノ)
差入れまで持ってきてくれたI夫妻(←ありがとうございます)
そして私とお施主様 です。


当然、プロの仕上がりのようにきっちりは出来ません。(キッパリ)
微妙なデコボコや、大胆なコテの跡があったりしてもそれが味って事で・・・・(笑)
難しいことは考えず気軽にやりましょう。みんな壁に向いながら顔がニヤニヤしてますよ~



しかし、これは正直、はまります。

ちょっとおそくまでかかりましたが、なんとかすべての壁を塗り終えることが出来ました。
みんなありがとう、ご苦労様でした。←この達成感がまたイイね!